「がん」になるって、どんなこと?

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「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

【5月27日(土)】Yahoo!ニュースにご紹介いただきました!

今日のYahooニュースにご紹介いただきました!

headlines.yahoo.co.jp

 

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突然の告知、第8弾です。
今日のYahoo!ニュースにご紹介いただきました!
https://headlines.yahoo.co.jp/article
このところ多くの方々から、がん教育についてのお問い合わせを頂くようになりました。去年までは、こちらから学校に伺って、何とか授業をさせて頂けないかと、先生方に平身低頭してお願いしていたのですが、こうして数多くのメディアに取り上げていただいたことで、今では学校や教育委員会から、直接ご依頼を賜るようになりました。本当に有り難い限りです。

苦労を重ねて出版したので、この本にはひとかたならぬ思い入れがあります。印税はゼロ契約ですから、何万部売れても私には一円も入りませんが、こうやって多くの方々に読んで頂ければ、本当に嬉しいです。本の詳細については、私のブログの以下の記事をお読み下さい。
http://doctor-teacher.hatenablog.com/entry/2017/04/01/230528

自民党の三原じゅん子議員は、子宮がん経験者であることを公言されていますが、彼女のTwitterで、私のニュースを引用して頂きました。
https://twitter.com/miharajunco

先日国会で、無理解な議員が、『がん患者は働かなくていいんだよっ!』ってヤジを飛ばしたことに、当事者として、さぞかし悔しい思いをされたことでしょう。どうして当事者でない方々は、がん患者の苦悩を分かってくれないんでしょうか?

私のライフワークはがん啓発だと思っていますが、実際には、がんに理解のない人に啓発しようと思っても、そんな人って、どんな素晴らしい企画をしても、絶対に来てくれないんです。自分にとって、都合悪いことを、いい年して言われたくないんでしょうね。

だから、私は子どもたちに教えることにしました。しかも教育指導要領に記載されれば、法的拘束力がありますから、必ず全国津々浦々の子どもたち全員に教育されるんです。将来を担う子どもたち全員に、キチンと正しい知識を伝えれば、必ず日本の未来は変わると、私は信じています。

行政とがん教育③ 医師が学校に出向くのは

がん教育の主たる目的は、児童・生徒が、正しい生活習慣を送ることで強い体をつくり、より健康的な生活を送れるようにすることですが、もう一つの重要なねらいは、子どもたちに健康やいのちの大切さ、家族の有り難さ、家族の一員としての自分の役割、などを気付かせることです。昔から、子どもたちは白いキャンバスだとよく言われますが、私も経験上そう思います。私の話すことを子どもたちが真剣な眼差しで聞き入ってくれる時には、彼ら彼女らに対する大きな大きな責任を痛感しながら、こちらも全身全霊で授業をしています。

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がん教育は、単に保健、理科などの教科書のページを増やすような教育ではありません。それなら、教育のプロである学校の先生に任せた方が確実です。われわれ医師が学校に出向くのは、がん患者さんやご家族と喜怒哀楽を共にしてきた、われわれしか知らないこと、経験していないことを、実感を持った語り部として、次代を背負う子どもたちに伝えるためです。

 

報告書の(4) 留意点③外部講師の参加・協力など関係諸機関との連携について、という項には、
『がんに関する科学的根拠に基づいた知識などの専門的な内容を含むがん教育を進めるに当たっては、地域や学校の実情に応じて、学校医やがんの専門医等の外部講師の参加・協力を推進するなど、多様な指導方法の工夫を行うよう配慮する。また、がんを通して健康と命の大切さを考える教育を進めるに当たっては、がん経験者等の外部講師の参加・協力を推進する。』

とあります。嬉しいことに、国もわれわれ外部講師の価値を認めてくれています。

しかしながら、われわれ医師は、教育の専門家ではありませんし、ましてや小学校や中学校で教えたことなど通常はないはずです。

せっかく外部講師をやってみようという先生がいても、何をどうすればいいのか、分からないことだらけですよね。



【 5月21日(日)群馬県退職高等学校校長会で講演しました。】

私が教育学を学んだのは、東京福祉大学教育学部通信課程です。東京福祉大学は、名称は東京を冠していますが、本体は群馬県の伊勢崎市です。私が受けたスクーリングの大半は伊勢崎校舎だったのですが、「教育実習指導」という科目でご指導いただいた栗原倢(さとし)先生は、群馬県立高校の元校長先生でいらっしゃいます。

今回、栗原先生のご高配で、群馬県高等学校退職校長会で講演の機会を頂きました。校長会というくらいですから、100余名の聴衆は全員元あるいは現職の校長先生で、プロ中のプロ教師の方ばかりですから、講演前は非常に緊張しました。ところが、いざ始めてみると、皆さん実に暖かく見守って下さり、優しい空気に包まれながら、あっという間に気持ちよく1時間の講演を終えることができました。実力のある先生方はやはり聞き上手なんですね。自分が話すことだけで精一杯の私には、非常に勉強になりました。地元の上毛新聞の記事です。

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講演後の懇親会では、『がん教育のような試みは、今後の学校教育に絶対に必要であるから大いにがんばれ!』と、多くの超ベテランの先生方に励ましを頂戴し、「ああ、教員になって良かった!」と、新米教師のように感激してしまいました。

県立前橋高校の校長先生から、今年度のがん教育のオファーも賜り、非常に有意義な一日となりました。先生方、本当にありがとうございました!