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がんになるって、どんなこと?

大学病院のがんセンター長が、子どもたちへの『がん教育』に目覚め、教員免許まで取得して伝えたいこととは?

いざ、学校へ!①

養護教諭の特別な思いもあり、こうして私のがん教育はスタートすることが出来ました。今でこそ、がん教育が自分のライフワークの一つであると公言していますが、もし、彼女の申し入れがなかったら、私はがん教育を諦めざるを得なかったのではないかと思いま…

お知らせ

突然のお知らせで恐縮ですが、がん教育とがん啓発の本を、明日2月25日に出版します!https://www.amazon.co.jp/dp/4860087186 私の言いたいことや伝えたいこと、その全てが、この一冊の本の中にあります。半年がかりで書き上げた、自分としては渾身の企画本…

手を挙げてくれたのは......③

終末期医療に携わる医療者のなかでも、特に看護師は激務です。患者さんに深く寄り添って看護する一方で、その家族や医師との間で、非常に繊細な調整的役割を担います。そのため、患者さんに対する思い入れが深くなりすぎて、業務の範疇を超えてしまったり、…

手を挙げてくれたのは......②

「私、実は看護師だったんです.......』と、おもむろに彼女は話し始めました。「看護学校を卒業して、最初に配属された病棟が、がん患者さんたちがたくさん入院している病棟だったんです。」 「当初は看護師としての使命感に燃えていました。からだの痛みや…

手を挙げてくれたのは......①

その電話は、ある小学校の養護教諭の先生からの、「うちの学校で授業をしてみませんか?」という、お招きのお電話だったのです!! 私は、ただうれしくて、うれしくて...........実際に自分がどう応対したのか、よく覚えていません。 四面楚歌だと思っていた…

学校に行こう!と決めたけれど...④

養護教諭の立場で考えてみると、毎日多忙を極める中で、教育長の指示でとはいえ、半ば強制的にこのプレゼンに招集されたのです。そして暑い中、汗を拭き拭き会場に行ってみたら、一度も会った事のない大学病院の中年医者が出てきて、突然に「がん教育」の重…

学校に行こう!と決めたけれど...③

私は「がん教育は、まだ学校には受け入れられないんだ。」と、すっかり落ち込んでしまいました。 ただ、多くの学校に出入りするようになり、教員免許まで取得した今なら、養護教諭の先生たちが、なぜあれほど強い拒絶反応を示したのか、よく理解できます。 …

学校に行こう!と決めたけれど...②

「こどもたちに直接がんの話をすることができるんだ!」と思うと、あれも話したい、これも伝えたい、などと、きりがありませんでした。自分の授業を聞いてくれている子供たちの、澄んだ瞳を勝手に夢想したりもしていました。いま考えると、ほんとうにお花畑…

学校に行こう!と決めたけれど...①

「学校に行こう!」、と思ったものの、実際にどうすればいいのか、見当もつきませんでした。自分の子供たちはとっくに成人しており、保護者として学校と関わったのは10年以上前ですし、現在は大学の教員であっても、小・中・高の学校との繋がりは全くありま…

がん教育を始めたのは、なぜ?③

私はこれまで30年間、「突然に」、がんを発症して苦しむ患者さんやご家族に、主治医として深く関わってきました。 その中で、数多くの患者さんが、がんに関する予備知識がなかったり、誤った認識を持っておられるために、本来は悩まなくてもよいことを悩んだ…

がん教育を始めたのは、なぜ?②

なぜこのような状況が改善されないのでしょうか? 私は日本人の生活から「病」や「死」が遠ざけられてきたことが、その大きな原因の一つだと思っています。1961年に国民皆保険制度が確立されて以降、日本人の死亡場所は、自宅から病院へと大きく方向転換し、…

がん教育を始めたのは、なぜ?①

私は3年前から、学校で子供たちへの「がん教育」を行っています。 これまでは、一般的ながんのお話だけをしてきましたが、ここからは、私がなぜ学校でこどもたちに「がん教育」をするようになったのか、「がん教育」とはどのようなものなのか、そして何を目…

がん検診を受けない理由

がん検診は、厚生労働省の指針に従い、健康増進法第19条に基づく健康増進事業として以下の5つのがんを中心に、市町村が実施しています。 ところが、わが国ではこの検診の受診率がなかなか上がりません。平成25年のデータでも、各がんで30%台です。 その理…

早期がんを見つけるために...

それでは、どうすれば、がんを早期のうちに見つけることができるのでしょうか? がん患者さんに対して、がんを発見した経緯をおたずねした調査があります。 自覚症状が出現したため、医療機関を受診して発見された患者さんが47.2%、住民検診あるいは職場検…

早期がん、とはいうけれど.....

1個のがん細胞は、1mmのさらに100分の1以下の大きさですが、分裂を重ね、指数関数的に増殖します。ところが、最新の内視鏡や超音波、CT、MRIなどの最新機器を用いても、われわれ専門家が発見しうる最小のがんは、一般的には直径1cm、重さにして1…

がん細胞とは、どんな細胞なのでしょう?

われわれの体には、約37兆個の細胞があるとされています。生命活動を行っている限り、組織は成長や新陳代謝を続けますが、言い換えれば、毎日、体内では何百億個という細胞が死に、そして新たに生まれているのです。 細胞分裂は、もとの細胞にある遺伝子情報…

少し進行した、領域がんの5年生存率は...

がんを完治させる条件が早期発見・早期治療だなんて、偉そうに言うと、 「なんだ、そんなの当たり前じゃないか!」とか、 「結局、偶然に発見されるぐらい早期じゃないと、助からないのでしょう?」と、すぐに反論されそうですね。 実際にはどうなのでしょう…

がんは、早期発見・早期治療すれば、治る病気です!

がん患者さんの6割は治るって、一般の方々にはあまり知られていない、驚きのデータですが、残念ながら、どんな臓器の、どんなステージのがんでも6割が治癒する、という訳ではありません。手の施しようのないがんもたくさんあります。 それでは、どうすれば…

6割のがん患者さんは治ります!

「いくら身近な病気だって言っても、がんになったら死んじゃうんだから、慌てるに決まってるじゃないか!」、と憤慨される方も多いと思います。 でも、ちょっと待って下さい。 前回のブログで、生涯のうちに、日本人の2人にひとりががんになるとお伝えしま…

日本人の2人に1人ががんになる、ということをご存じですか?

私は医者になって約30年間、ずっとがん医療の最前線で仕事をしてきました。今でも毎日、外来診察室や病棟で、がん患者さんの治療にあたっています。 テレビや新聞では、毎日のようにがんのニュースを見かけます。本屋さんに行けば、がんに関する本が何十冊も…

みなさん、初めまして!

このブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます! 私は東京の大学病院で働く、がんの専門医です。医者になってから30年間、ずっとがん医療の最前線で仕事をしてきました。 もともとは消化器外科医でしたが、今は抗がん剤治療と緩和ケアが専門領域で…

初めてこのブログにいらした方は、ぜひ最初からお読み下さい。