「がん」になるって、どんなこと?

「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

NHKあさイチに出演します!

来週7月26日(水)のNHK番組あさイチ(午前8時15分より)で、がん教育特集『親子で知ろう!がんのこと』を放送して頂きます! http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/170726/1.html すでに5月に東京都豊島区、6月には兵庫県神戸市の公立中学校で、私のが…

【7月11日(火)】神奈川県立白山高校で講演しました。

白山高校は、1976年(昭和51年)に横浜市緑区の高台に開校した全日制普通科の高校です。各学年8クラスで、総計800名強という、非常に多くの生徒が在籍しています。 事前に担当の原口先生から、白山高校には「一般コース」だけでなく、「美術コース」があること…

【7月8日(土)】中野区立向台小学校で授業をしました。

中野区立桃園小学校は、創立81年の区立小学校ですが、近年の少子化の影響を受け、児童数は減少して、現在は全校生徒が200人ちょっとしかいません。平成31年度からは、隣接する創立142年の桃園小学校と統廃合して、現在地で新たな小学校として生まれ変わ…

【7月3日(月)】小林校長が読売新聞に紹介されました。

読売新聞の医療ルネサンスに、小林校長の記事が掲載されました。いまや全国的な有名人となった小林校長ですが、そのお人柄や生き様はもちろん、教師としての能力も抜群ですから、そうなって然るべきお方だと思います。 ご本人は謙遜なさいますが、付き合えば…

【7月1日(土)】東京都福生市学校保健会講演会で講演しました。

福生市(ふっさし)は、東京都の多摩地域中部に位置する市で、在日アメリカ空軍横田基地が市域東側の平坦部、約3分の1を占めています。 講演会場は、福生市役所でした。市役所の庁舎は、非常にモダンな建物で驚きましたが、内部も明るくオープンな雰囲気でし…

【6月24日(土)】都立戸山高校で、医学部志望生徒へのキャリア教育をしました。

都立戸山高校は、新宿区の公立高校です。122年という長い歴史を持ち、古くからの文教地区に存在するため、都心ながら環境は抜群です。 この高校では、2年前から、チームメディカルという興味深い活動を行っています。医学部への進学を希望する生徒同士で互…

【6月23日(金)】日本緩和医療学会でがん教育のシンポジウムをしました。

横浜パシフィコで行われた、第22回日本緩和医療学会で、がん教育のシンポジウムの座長をしました。 この企画は、もう一人の座長の埼玉医大総合医療センターの儀賀(ぎか)先生のご提案です。儀賀先生は、私より遙か以前、もう10年以上前から、いくつもの学…

【6月23日(金)】小林麻央さんが亡くなりました。

小林麻央さんがご逝去されました。34歳という若さで、愛するご主人と可愛い盛りのお子さんを残して、さぞかし無念であったと思います。謹んで哀悼の意を表するとともに、ご親族には心からお悔やみ申し上げます。 私はがん教育の授業で、いつも麻央さんのブ…

【6月22日(木)】第一回東京都がん教育推進協議会が開催されました。

東京都教育委員会が、がん教育推進協議会を設置することになったと、以前にこのブログでご報告しましたが、平成29年6月22日、東京都庁第一庁舎において、【 学校における「がん教育」を推進するに当たり、外部講師を活用した「がん教育」の推進に係わる…

【6月14日(水)】朝日新聞に小林校長が掲載されました。

このブログで何度もご紹介している、豊島区立明豊中学校の小林校長を、朝日新聞東京版で取り上げていただきました。私は30年以上、がん専門医として仕事をしてきましたが、小林校長には、お会いしたその日から、すっかり魅了されてしまいました。医師とし…

【6月7日(水)】朝日新聞で私の患者さんをご紹介いただきました。

朝日新聞の『老いとともに』という特集記事に、現在、私が治療を担当させていただいている患者さんをご紹介いただきました。高齢者のがん治療をどう考えるべきか、という企画です。 彼女は現在80歳で、一昨年に、かなり進行した食道がんが見つかりました。…

【6月5日(月)】中野区医師会で講演しました。

私が生まれ育ったのは、東京都中野区です。新宿副都心に隣接していますが、区内には、中野サンプラザぐらいしか目立ったシンボルもなく、JR中央線沿線特有の、ごちゃごちゃ感たっぷりの、カオスな商店や飲食店が建ち並ぶ街です。 現在、私は新宿区の職場の近…

【6月3日(土)】兵庫県薬剤師会・病院薬剤師会の共催講演会で講演しました。

兵庫県薬剤師会の研修部長である金 啓二先生のお招きで、兵庫県薬剤師会・病院薬剤師会の共催講演会で講演させていただきました。 今回は私の本の編者の工藤さんと二人で講演する機会を頂戴しました。最初に工藤さんが、元作家で、卵管がんで亡くなった柳原…

【6月3日(土)】朝日新聞に掲載していただきました。

本日の朝日新聞に掲載していただきました。医学部受験の予備校などの広告欄なのですが、きちんと取材をして、私の思っていることを正確に記事にしてくれました。

【6月3日(土)】読売新聞に掲載していただきました。

本日の読売新聞の特集『第3期がん対策推進基本計画』という、一面全体を用いた大きな特集記事の中で、がん教育についてもご紹介いただきました。難治・希少がんの積極研究、AYA世代(思春期および若年青年期)がん患者支援、ゲノム医療などと同等に、がん教…

【 6月2日(金)】神戸市立東落合中学校で授業しました。

以前に事前うち合わせの様子をお伝えした、神戸市立東落合中学校で、中学3年生を対象にがん教育の授業と、その後に神戸市教育委員会の先生方を対象の研修会をしました。 この学校は、去年のがん教育モデル校であったため、今回の対象となった3年生も、なん…

【6月1日(木)】新宿区保健主任研修会で講演しました。

新宿区教育委員会の会議室で、保健主任研修会の講演を行いました。新宿区内の40校からお見えの聴衆の大半は、養護教諭の方々・・・・ということは、数年前に私ががん教育を始めようとした際に行った、凍り付いたプレゼンへの参加者が何人かいらっしゃる可能…

【5月27日(土)】Yahoo!ニュースにご紹介いただきました!

今日のYahooニュースにご紹介いただきました! headlines.yahoo.co.jp 突然の告知、第8弾です。今日のYahoo!ニュースにご紹介いただきました!https://headlines.yahoo.co.jp/article…このところ多くの方々から、がん教育についてのお問い合わせを頂くよう…

行政とがん教育③ 医師が学校に出向くのは

がん教育の主たる目的は、児童・生徒が、正しい生活習慣を送ることで強い体をつくり、より健康的な生活を送れるようにすることですが、もう一つの重要なねらいは、子どもたちに健康やいのちの大切さ、家族の有り難さ、家族の一員としての自分の役割、などを…

【 5月21日(日)群馬県退職高等学校校長会で講演しました。】

私が教育学を学んだのは、東京福祉大学教育学部通信課程です。東京福祉大学は、名称は東京を冠していますが、本体は群馬県の伊勢崎市です。私が受けたスクーリングの大半は伊勢崎校舎だったのですが、「教育実習指導」という科目でご指導いただいた栗原倢(…

行政とがん教育② がん教育の定義と教育内容

「がん教育」の在り方に関する検討会の報告書には、以下のようにがん教育の定義と目標、具体的な教育内容が記されています。 がん教育の定義 がん教育は、健康教育の一環として、がんについての正しい理解と、がん患者や家族などのがんと向き合う人々に対す…

行政とがん教育① がん教育の社会的背景

これまでこのブログでは、私ががん教育を行ってきた経緯や現在の活動を中心に報告してきましたが、実は国も、文部科学省と厚生労働省がともに協力しあって、学校におけるがん教育の推進を図っています。これまでの行政の動きを見てみましょう。 平成19年に施…

【5月16日(火)東京がん化学療法研究会で講演しました。

東京慈恵会医科大学の相羽恵介教授のお招きで、東京がん化学療法研究会(TCOG)の例会で、がん教育の講演をさせて頂きました。 TCOGの歴史は古く、1972年3月、第1回月例研究会を国立がんセンター内カンファレンスルームにて開催したことを契機に発足し、がん…

【 5月16日(火) 】週刊女性に掲載されました

本日発売になった、週刊女性のBOOK欄(p103-104)に掲載していただきました。 読者層は、学校に子どもが通う、30代から50代の女性が中心だそうなので、この記事を通じて、がん教育に興味を持っていただければ嬉しいです。

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました④ いまだ興奮冷めやらず・・・

今回の授業は、小林校長と明豊中学校という、極めて特殊で恵まれた状況下での、特別な企画だったことは間違いありません。今、全国で始まりつつある普遍的ながん教育とは、ちょっと違います。でも、このイベントで私自身も、一生忘れることの出来ない、本当…

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました③ 小林校長の金言

その後は、いつものような内容の、がん教育の授業を始めました。明豊中の生徒たちには、あらかじめ事前アンケートを行って、私が自分で結果をまとめていたので、生徒たちの知識や考え方は、ある程度は把握できていましたが、この日は射抜かれるような生徒た…

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました② 生徒の作文に感動!!

この授業は、生徒会の代表による開会の挨拶で始まりました。 まず最初に、春休みの生徒のいのちについての作文の中から、あらかじめ先生方が4名の作文を選び、選ばれた生徒一人ひとりが、壇上に上がって発表しました。私も事前に全員の作文を拝読していたの…

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました①

先日ご紹介した、小林校長の率いる豊島区立明豊中学校で、がん教育をしました! 明豊中では、以前より道徳教育を重視しており、毎年春の土曜日に、道徳デーとして、道徳授業公開講座を開催しています。全校生徒や教職員だけでなく、保護者や地域の方々なども…

いざ、学校へ!③

正直言って、私はその時初めて、自分がいかに教育というものに無知であったことに気がついて唖然としました。当たり前のことなのですが、学校の先生は日常会話の延長や思いつきで授業をしているのではありません。個々の児童・生徒に目を配り、どんな内容を…

いざ、学校へ!②

実は私は、自分の二人の息子の授業参観に一度も行ったことがありませんでした。子どもたちが小さかった頃の私は、確かに典型的な仕事バカでしたが、仕事が忙しくて、なんて、何の言い訳にもなりません。もしかしたら私は、自分の子供の教育に興味がなかった…

いざ、学校へ!①

養護教諭の若林先生の特別な思いもあり、こうして私のがん教育はスタートすることが出来ました。今でこそ、がん教育が自分のライフワークの一つであると公言していますが、もし、彼女の申し入れがなかったら、私はがん教育を諦めざるを得なかったのではない…

手を挙げてくれたのは......③

終末期医療に携わる医療者のなかでも、特に看護師は激務です。患者さんに深く寄り添って看護する一方で、その家族や医師との間で、非常に繊細な調整的役割を担います。そのため、患者さんに対する思い入れが深くなりすぎて、業務の範疇を超えてしまったり、…

【4月27日(木)】日本ネイリスト協会の指導者の方々へ講演しました。

日本ネイリスト協会の萩原直見理事のご依頼で、ネイリスト協会の指導者の方々への研修会で講演しました。がんとネイリスト?というと、何の関係もなさそうですが、実際には、抗がん剤使用中の患者さんのネイルケアは非常に重要です。 以前は、ネイルといえば…

手を挙げてくれたのは......②

「私、実は看護師だったんです.......』と、おもむろに彼女は話し始めました。「看護学校を卒業して、最初に配属された病棟が、がん患者さんたちがたくさん入院している病棟だったんです。」 「当初は看護師としての使命感に燃えていました。からだの痛みや…

【4月25日(火)】新宿区『暮らしの保健室』で講演しました!

新宿区には戸山ハイツという都営住宅があります。旧陸軍戸山学校跡地に、戦災者や引揚者を住ませる木造住宅を建てたのが始まりだそうです。都心にありながら、広大な敷地に、なんと35棟もの建物が建ち並ぶ、古き良き(?)昭和のマンモス団地です。 その一画に…

手を挙げてくれたのは......①

その電話は、新宿区の落合第一小学校の養護教諭の先生からの、「うちの学校で授業をしてみませんか?」という、お招きのお電話だったのです!! 私は、ただうれしくて、うれしくて...........実際に自分がどう応対したのか、よく覚えていません。四面楚歌だ…

学校に行こう!と決めたけれど...④

養護教諭の立場で考えてみると、毎日多忙を極める中で、教育長の指示でとはいえ、半ば強制的にこのプレゼンに招集されたのです。そして暑い中、汗を拭き拭き会場に行ってみたら、一度も会った事のない大学病院の中年医者が出てきて、突然に「がん教育」の重…

【4月23日(日)】毎日新聞の書評欄に掲載されました。

本日の毎日新聞の書評欄に、『「がん」になるって、どんなこと?』を取り上げていただきました。少しでも多くの方々に読んでいただければと願っています。

学校に行こう!と決めたけれど...③

私は「がん教育は、まだ学校には受け入れられないんだ。」と、すっかり落ち込んでしまいました。 ただ、多くの学校に出入りするようになり、教員免許まで取得した今なら、養護教諭の先生たちが、なぜあれほど強い拒絶反応を示したのか、よく理解できます。 …

学校に行こう!と決めたけれど...②

「こどもたちに直接がんの話をすることができるんだ!」と思うと、あれも話したい、これも伝えたい、などと、きりがありませんでした。自分の授業を聞いてくれている子供たちの、澄んだ瞳を勝手に夢想したりもしていました。いま考えると、ほんとうにお花畑…

学校に行こう!と決めたけれど...①

「学校に行こう!」、と思ったものの、実際にどうすればいいのか、見当もつきませんでした。自分の子供たちはとっくに成人しており、保護者として学校と関わったのは10年以上前ですし、現在は大学の教員であっても、小・中・高の学校との繋がりは全くありま…

【4月20日(木)】新宿三丁目がんカフェで、がん教育の話をしました。

2015年の秋から、順天堂大学の樋野興夫先生が全国展開されている「がん哲学外来」活動の一環として、『新宿3丁目メディカルカフェ』という、不定期のがんカフェをお手伝いしています。日本中には、とてもたくさんのカフェがありますが、がんカフェは有料の…

【4月13日(木)】神戸に行ってきました。

神戸市教育委員会を通じて、神戸市須磨区の市立東落合中学校から、がん授業の依頼があり、4月13日に神戸まで、事前の打ち合わせに伺いました。 東落合中学校は、神戸市中心部の三宮から約10kmほど西方に位置します。昭和40年代に神戸では、神戸方式と称され…

がん教育を始めたのは、なぜ?③

私はこれまで30年間、「突然に」、がんを発症して苦しむ患者さんやご家族に、主治医として深く関わってきました。 その中で、数多くの患者さんが、がんに関する予備知識がなかったり、誤った認識を持っておられるために、本来は悩まなくてもよいことを悩んだ…

がん教育を始めたのは、なぜ?②

では、なぜ一向に、このようながんに対する誤解や無理解が改善されないのでしょうか? 私は日本人の生活から「病」や「死」が遠ざけられてきたことが、その大きな原因の一つだと思っています。1961年に国民皆保険制度が確立されて以降、日本人の死亡場所は、…

がん教育を始めたのは、なぜ?①

私は数年前から、学校で子供たちへの「がん教育」を行なうようになりました。私がなぜ学校でこどもたちに「がん教育」をするようになったのか、「がん教育」とはどのようなものなのか、そして子どもたちにどんな効果や影響があるのか、といった話も、ブログ…

東京都学校医会会報平成29年3月号に、大きく取り上げていただきました。

3月16日の東京都医師会で行ったがん教育の講演を中心に、東京都学校医会会報平成29年3月号で大きく取り上げていただきました。 東京都医師会副会長の近藤先生は以前からのお知合いですが、私にとっては、都医師会が、がん教育に積極的に関わって下さることは…

【3月24日(金)】沖縄県ハートライフ病院で講演しました。

私が食道外科医だったころの医局の先輩で、現在は沖縄県ハートライフ病院の院長をしておられる奥島憲彦先生の招聘で、ハートライフ病院でがん教育の講演をさせていただきました。 この講演には、東京でのお約束通り!、沖縄県教育委員会の又吉主事含め3名の…

【3月16日(木)】東京都医師会で講演しました。

お茶の水の東京都医師会館で、都内の各地区医師会の学校保健担当理事(学校医)を対象に、「がん教育」をテーマにした講演会が開催されました。 前々日の14日の都議会で、東京都にがん教育推進の協議会を設置するという、東京都教委の方針が公表されたこともあり…

【3月14日(火)】東京都に『がん教育推進協議会』が設置されることになりました!

3月14日の都議会予算委員会で、東京都医師会、東京都教育委員会や有識者が参加する、『がん教育推進協議会』を設置することが決定しました! 今年1月24日の第193回国会で、安倍総理は『就労支援やがん教育など、さらに推進するための方策を盛り込み、がんに…