「がん」になるって、どんなこと?

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「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

【5月27日(土)】Yahoo!ニュースにご紹介いただきました!

今日のYahooニュースにご紹介いただきました! headlines.yahoo.co.jp 突然の告知、第8弾です。今日のYahoo!ニュースにご紹介いただきました!https://headlines.yahoo.co.jp/article…このところ多くの方々から、がん教育についてのお問い合わせを頂くよう…

行政とがん教育③ 医師が学校に出向くのは

がん教育の主たる目的は、児童・生徒が、正しい生活習慣を送ることで強い体をつくり、より健康的な生活を送れるようにすることですが、もう一つの重要なねらいは、子どもたちに健康やいのちの大切さ、家族の有り難さ、家族の一員としての自分の役割、などを…

【 5月21日(日)群馬県退職高等学校校長会で講演しました。】

私が教育学を学んだのは、東京福祉大学教育学部通信課程です。東京福祉大学は、名称は東京を冠していますが、本体は群馬県の伊勢崎市です。私が受けたスクーリングの大半は伊勢崎校舎だったのですが、「教育実習指導」という科目でご指導いただいた栗原倢(…

行政とがん教育② がん教育の定義と教育内容

「がん教育」の在り方に関する検討会の報告書には、以下のようにがん教育の定義と目標、具体的な教育内容が記されています。 がん教育の定義 がん教育は、健康教育の一環として、がんについての正しい理解と、がん患者や家族などのがんと向き合う人々に対す…

行政とがん教育① がん教育の社会的背景

これまでこのブログでは、私ががん教育を行ってきた経緯や現在の活動を中心に報告してきましたが、実は国も、文部科学省と厚生労働省がともに協力しあって、学校におけるがん教育の推進を図っています。これまでの行政の動きを見てみましょう。 平成19年に施…

【5月16日(火)東京がん化学療法研究会で講演しました。

東京慈恵会医科大学の相羽恵介教授のお招きで、東京がん化学療法研究会(TCOG)の例会で、がん教育の講演をさせて頂きました。 TCOGの歴史は古く、1972年3月、第1回月例研究会を国立がんセンター内カンファレンスルームにて開催したことを契機に発足し、がん…

【 5月16日(火) 】週刊女性に掲載されました

本日発売になった、週刊女性のBOOK欄(p103-104)に掲載していただきました。 読者層は、学校に子どもが通う、30代から50代の女性が中心だそうなので、この記事を通じて、がん教育に興味を持っていただければ嬉しいです。

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました④ いまだ興奮冷めやらず・・・

今回の授業は、小林校長と明豊中学校という、極めて特殊で恵まれた状況下での、特別な企画だったことは間違いありません。今、全国で始まりつつある普遍的ながん教育とは、ちょっと違います。でも、このイベントで私自身も、一生忘れることの出来ない、本当…

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました③ 小林校長の金言

その後は、いつものような内容の、がん教育の授業を始めました。明豊中の生徒たちには、あらかじめ事前アンケートを行って、私が自分で結果をまとめていたので、生徒たちの知識や考え方は、ある程度は把握できていましたが、この日は射抜かれるような生徒た…

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました② 生徒の作文に感動!!

この授業は、生徒会の代表による開会の挨拶で始まりました。 まず最初に、春休みの生徒のいのちについての作文の中から、あらかじめ先生方が4名の作文を選び、選ばれた生徒一人ひとりが、壇上に上がって発表しました。私も事前に全員の作文を拝読していたの…

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました①

先日ご紹介した、小林校長の率いる豊島区立明豊中学校で、がん教育をしました! 明豊中では、以前より道徳教育を重視しており、毎年春の土曜日に、道徳デーとして、道徳授業公開講座を開催しています。全校生徒や教職員だけでなく、保護者や地域の方々なども…

いざ、学校へ!③

正直言って、私はその時初めて、自分がいかに教育というものに無知であったことに気がついて唖然としました。当たり前のことなのですが、学校の先生は日常会話の延長や思いつきで授業をしているのではありません。個々の児童・生徒に目を配り、どんな内容を…

いざ、学校へ!②

実は私は、自分の二人の息子の授業参観に一度も行ったことがありませんでした。子どもたちが小さかった頃の私は、確かに典型的な仕事バカでしたが、仕事が忙しくて、なんて、何の言い訳にもなりません。もしかしたら私は、自分の子供の教育に興味がなかった…

いざ、学校へ!①

養護教諭の若林先生の特別な思いもあり、こうして私のがん教育はスタートすることが出来ました。今でこそ、がん教育が自分のライフワークの一つであると公言していますが、もし、彼女の申し入れがなかったら、私はがん教育を諦めざるを得なかったのではない…

手を挙げてくれたのは......③

終末期医療に携わる医療者のなかでも、特に看護師は激務です。患者さんに深く寄り添って看護する一方で、その家族や医師との間で、非常に繊細な調整的役割を担います。そのため、患者さんに対する思い入れが深くなりすぎて、業務の範疇を超えてしまったり、…

【4月27日(木)】日本ネイリスト協会の指導者の方々へ講演しました。

日本ネイリスト協会の萩原直見理事のご依頼で、ネイリスト協会の指導者の方々への研修会で講演しました。がんとネイリスト?というと、何の関係もなさそうですが、実際には、抗がん剤使用中の患者さんのネイルケアは非常に重要です。 以前は、ネイルといえば…

手を挙げてくれたのは......②

「私、実は看護師だったんです.......』と、おもむろに彼女は話し始めました。「看護学校を卒業して、最初に配属された病棟が、がん患者さんたちがたくさん入院している病棟だったんです。」 「当初は看護師としての使命感に燃えていました。からだの痛みや…

【4月25日(火)】新宿区『暮らしの保健室』で講演しました!

新宿区には戸山ハイツという都営住宅があります。旧陸軍戸山学校跡地に、戦災者や引揚者を住ませる木造住宅を建てたのが始まりだそうです。都心にありながら、広大な敷地に、なんと35棟もの建物が建ち並ぶ、古き良き(?)昭和のマンモス団地です。 その一画に…

手を挙げてくれたのは......①

その電話は、新宿区の落合第一小学校の養護教諭の先生からの、「うちの学校で授業をしてみませんか?」という、お招きのお電話だったのです!! 私は、ただうれしくて、うれしくて...........実際に自分がどう応対したのか、よく覚えていません。四面楚歌だ…

学校に行こう!と決めたけれど...④

養護教諭の立場で考えてみると、毎日多忙を極める中で、教育長の指示でとはいえ、半ば強制的にこのプレゼンに招集されたのです。そして暑い中、汗を拭き拭き会場に行ってみたら、一度も会った事のない大学病院の中年医者が出てきて、突然に「がん教育」の重…

【4月23日(日)】毎日新聞の書評欄に掲載されました。

本日の毎日新聞の書評欄に、『「がん」になるって、どんなこと?』を取り上げていただきました。少しでも多くの方々に読んでいただければと願っています。

学校に行こう!と決めたけれど...③

私は「がん教育は、まだ学校には受け入れられないんだ。」と、すっかり落ち込んでしまいました。 ただ、多くの学校に出入りするようになり、教員免許まで取得した今なら、養護教諭の先生たちが、なぜあれほど強い拒絶反応を示したのか、よく理解できます。 …

学校に行こう!と決めたけれど...②

「こどもたちに直接がんの話をすることができるんだ!」と思うと、あれも話したい、これも伝えたい、などと、きりがありませんでした。自分の授業を聞いてくれている子供たちの、澄んだ瞳を勝手に夢想したりもしていました。いま考えると、ほんとうにお花畑…

学校に行こう!と決めたけれど...①

「学校に行こう!」、と思ったものの、実際にどうすればいいのか、見当もつきませんでした。自分の子供たちはとっくに成人しており、保護者として学校と関わったのは10年以上前ですし、現在は大学の教員であっても、小・中・高の学校との繋がりは全くありま…

【4月20日(木)】新宿三丁目がんカフェで、がん教育の話をしました。

2015年の秋から、順天堂大学の樋野興夫先生が全国展開されている「がん哲学外来」活動の一環として、『新宿3丁目メディカルカフェ』という、不定期のがんカフェをお手伝いしています。日本中には、とてもたくさんのカフェがありますが、がんカフェは有料の…

【4月13日(木)】神戸に行ってきました。

神戸市教育委員会を通じて、神戸市須磨区の市立東落合中学校から、がん授業の依頼があり、4月13日に神戸まで、事前の打ち合わせに伺いました。 東落合中学校は、神戸市中心部の三宮から約10kmほど西方に位置します。昭和40年代に神戸では、神戸方式と称され…

がん教育を始めたのは、なぜ?③

私はこれまで30年間、「突然に」、がんを発症して苦しむ患者さんやご家族に、主治医として深く関わってきました。 その中で、数多くの患者さんが、がんに関する予備知識がなかったり、誤った認識を持っておられるために、本来は悩まなくてもよいことを悩んだ…

がん教育を始めたのは、なぜ?②

では、なぜ一向に、このようながんに対する誤解や無理解が改善されないのでしょうか? 私は日本人の生活から「病」や「死」が遠ざけられてきたことが、その大きな原因の一つだと思っています。1961年に国民皆保険制度が確立されて以降、日本人の死亡場所は、…

がん教育を始めたのは、なぜ?①

私は数年前から、学校で子供たちへの「がん教育」を行なうようになりました。私がなぜ学校でこどもたちに「がん教育」をするようになったのか、「がん教育」とはどのようなものなのか、そして子どもたちにどんな効果や影響があるのか、といった話も、ブログ…

東京都学校医会会報平成29年3月号に、大きく取り上げていただきました。

3月16日の東京都医師会で行ったがん教育の講演を中心に、東京都学校医会会報平成29年3月号で大きく取り上げていただきました。 東京都医師会副会長の近藤先生は以前からのお知合いですが、私にとっては、都医師会が、がん教育に積極的に関わって下さることは…

【3月24日(金)】沖縄県ハートライフ病院で講演しました。

私が食道外科医だったころの医局の先輩で、現在は沖縄県ハートライフ病院の院長をしておられる奥島憲彦先生の招聘で、ハートライフ病院でがん教育の講演をさせていただきました。 この講演には、東京でのお約束通り!、沖縄県教育委員会の又吉主事含め3名の…

【3月16日(木)】東京都医師会で講演しました。

お茶の水の東京都医師会館で、都内の各地区医師会の学校保健担当理事(学校医)を対象に、「がん教育」をテーマにした講演会が開催されました。 前々日の14日の都議会で、東京都にがん教育推進の協議会を設置するという、東京都教委の方針が公表されたこともあり…

【3月14日(火)】東京都に『がん教育推進協議会』が設置されることになりました!

3月14日の都議会予算委員会で、東京都医師会、東京都教育委員会や有識者が参加する、『がん教育推進協議会』を設置することが決定しました! 今年1月24日の第193回国会で、安倍総理は『就労支援やがん教育など、さらに推進するための方策を盛り込み、がんに…

小林校長③

『豊島区学校保健会便り』には、がん教育を推進していた小林校長が、ステージ4のがん宣告を受けてからのことが、極めて冷静に記されています。私は校長室で、もっと詳しく、経時的なお話まで伺っていたのですが、彼の話を聞いているうちに、だんだん落ち着…

小林校長②

東京都豊島区では、全国に先がけ、平成23年4月に豊島区がん対策推進条例を施行しました。 この条例の第5条3号には、「教育委員会と協働し、健康教育の一環として、児童・生徒及び保護者に対し、がんの予防に関する普及啓発を図るための施策 」を行うと明記…

小林校長①

明豊中学校での授業後に、控え室の外部講師にご挨拶にいらした小林校長は、一人ひとりの講師やその関係者にお礼を述べて回っておられましたが、私に対しては、授業のお礼や感想だけでなく、「このあとちょっと校長室にお立ち寄りいただけませんか?」と、小…

2017年授業その4 【 3月4日(土) 豊島区立明豊中学校】と、小林校長との出会い。

1月14日の豊島区立千川中学校での授業を、先生方や保護者の方々に高く評価していただいた結果、近隣の豊島区立明豊中学校からも、日本対がん協会を通じて授業依頼がありました。 明豊中学校では、としま土曜授業の一環として、中学校2、3年生の生徒が、自…

2017年授業その3 【 2月17日(金) 中野区立大和小学校】

少子化や校舎の老朽化から、中野区立大和小学校は3月いっぱいで、その76年の長い歴史に幕を閉じました。 4月からは、近隣の若宮小学校と統合されて、中野区立美鳩小学校として生まれ変わります。その記念すべき最後の卒業生となる、6年生の2クラスに合同で、…

【2月16日(木)】町田市学校保健大会で講演しました。

日本対がん協会からのご紹介で、東京・町田市医師会館で、第46回町田市学校保健大会の講演をしました。国を挙げてがん教育を展開することは、本当に素晴らしいことですが、現時点では学校側はもちろん、医療者側も準備不足は明らかで、率直にいえば、現場は…

2017年授業その2【2月14日(火)、21日(火) 新宿区立落合第一小学校)】

新宿区落合第一小学校は、私のがん教育のルーツともいえる学校です。 よりよい授業にすべく、2013年から毎年、養護教諭の若林先生と試行錯誤を繰り返してきましたが、今年は学級担任の先生にも積極的に分担関与していただくようにお願いしました。これを勝手…

中野本郷小学校橋浦校長からのメール

去年10月に6年生2クラスの授業を行った、中野区立中野本郷小学校の橋浦校長から、先日とっても嬉しいメールを頂いたので、原文のまま公開いたします。 橋浦校長は、素晴らしいアイデアマンで、東京都教育委員会の人権尊重教育推進校として、積極的に道徳教育…

2017年授業その1 【1月14日(土) 豊島区立千川中学校)】

今年の最初の授業は、豊島区立千川中学校です。日本対がん協会からのご紹介です。 としま土曜公開授業という課題別学習で、「租税教育」「国際理解教育」「新聞教育」「金融教育」「がん教育」「主権者教育」、という現代社会の課題について、中学1年と2年生…

【4月1日(土)】毎日新聞「がん大国白書」に掲載されました。

4月1日の毎日新聞2面『がん大国白書』に、がん教育を取り上げていただきました。学習指導要領にがん教育が明記されたこともあり、一種のがん教育ブームのようになっていますが、これを単なる流行にしてはなりません。 全国の子どもたちに、がんの正しい知識…

【3月24日(金)】朝日新聞『ひと』に掲載されました。

朝日新聞朝刊『ひと』欄で、私のがん教育活動を取り上げていただきました。執筆した川村剛志記者は、新宿区内の小学校の授業も見に来てくれて、先生たちや子どもたちの声をしっかりと聞いてくれました。 がん教育が単なる知識ではなく、子どもたちが、自分の…

【2月25日(土)】がん教育の本を出版しました!

がん教育とがん啓発の本を、2月25日に出版しました!https://www.amazon.co.jp/dp/4860087186 私の言いたいことや伝えたいこと、その全てがこの本の中にあります。半年がかりで書き上げた、自分としては渾身の企画本です。 がん医療やがん教育に全く関係のな…

【1月16日(月)】教員免許を取得しました!

学校に出かけて、こどもたちにがんの授業を始めた3年前、学校の先生方や教育委員会、行政など、教育の専門家の方々とお話するようになると、自分が大学教員ではあるものの、教育について余りに無知であることを痛感しました。医学部教授ではありますが、これ…

みなさん、こんにちは!

このブログにお越しいただき、大変ありがとうございます! 私は東京女子医科大学病院で働く、がんの専門医です。医者になってから30年間、ずっとがん医療の最前線で仕事をしてきました。 もともとは消化器外科医でしたが、今は抗がん剤治療と緩和ケアが専門…