「がん」になるって、どんなこと?

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「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

学校に行こう!と決めたけれど...④

養護教諭の立場で考えてみると、毎日多忙を極める中で、教育長の指示でとはいえ、半ば強制的にこのプレゼンに招集されたのです。そして暑い中、汗を拭き拭き会場に行ってみたら、一度も会った事のない大学病院の中年医者が出てきて、突然に「がん教育」の重…

【4月23日(日)】毎日新聞の書評欄に掲載されました。

本日の毎日新聞の書評欄に、『「がん」になるって、どんなこと?』を取り上げていただきました。少しでも多くの方々に読んでいただければと願っています。

学校に行こう!と決めたけれど...③

私は「がん教育は、まだ学校には受け入れられないんだ。」と、すっかり落ち込んでしまいました。 ただ、多くの学校に出入りするようになり、教員免許まで取得した今なら、養護教諭の先生たちが、なぜあれほど強い拒絶反応を示したのか、よく理解できます。 …

学校に行こう!と決めたけれど...②

「こどもたちに直接がんの話をすることができるんだ!」と思うと、あれも話したい、これも伝えたい、などと、きりがありませんでした。自分の授業を聞いてくれている子供たちの、澄んだ瞳を勝手に夢想したりもしていました。いま考えると、ほんとうにお花畑…

学校に行こう!と決めたけれど...①

「学校に行こう!」、と思ったものの、実際にどうすればいいのか、見当もつきませんでした。自分の子供たちはとっくに成人しており、保護者として学校と関わったのは10年以上前ですし、現在は大学の教員であっても、小・中・高の学校との繋がりは全くありま…

【4月20日(木)】新宿三丁目がんカフェで、がん教育の話をしました。

2015年の秋から、順天堂大学の樋野興夫先生が全国展開されている「がん哲学外来」活動の一環として、『新宿3丁目メディカルカフェ』という、不定期のがんカフェをお手伝いしています。日本中には、とてもたくさんのカフェがありますが、がんカフェは有料の…

【4月13日(木)】神戸に行ってきました。

神戸市教育委員会を通じて、神戸市須磨区の市立東落合中学校から、がん授業の依頼があり、4月13日に神戸まで、事前の打ち合わせに伺いました。 東落合中学校は、神戸市中心部の三宮から約10kmほど西方に位置します。昭和40年代に神戸では、神戸方式と称され…

がん教育を始めたのは、なぜ?③

私はこれまで30年間、「突然に」、がんを発症して苦しむ患者さんやご家族に、主治医として深く関わってきました。 その中で、数多くの患者さんが、がんに関する予備知識がなかったり、誤った認識を持っておられるために、本来は悩まなくてもよいことを悩んだ…

がん教育を始めたのは、なぜ?②

では、なぜ一向に、このようながんに対する誤解や無理解が改善されないのでしょうか? 私は日本人の生活から「病」や「死」が遠ざけられてきたことが、その大きな原因の一つだと思っています。1961年に国民皆保険制度が確立されて以降、日本人の死亡場所は、…

がん教育を始めたのは、なぜ?①

私は数年前から、学校で子供たちへの「がん教育」を行なうようになりました。私がなぜ学校でこどもたちに「がん教育」をするようになったのか、「がん教育」とはどのようなものなのか、そして子どもたちにどんな効果や影響があるのか、といった話も、ブログ…

東京都学校医会会報平成29年3月号に、大きく取り上げていただきました。

3月16日の東京都医師会で行ったがん教育の講演を中心に、東京都学校医会会報平成29年3月号で大きく取り上げていただきました。 東京都医師会副会長の近藤先生は以前からのお知合いですが、私にとっては、都医師会が、がん教育に積極的に関わって下さることは…

【3月24日(金)】沖縄県ハートライフ病院で講演しました。

私が食道外科医だったころの医局の先輩で、現在は沖縄県ハートライフ病院の院長をしておられる奥島憲彦先生の招聘で、ハートライフ病院でがん教育の講演をさせていただきました。 この講演には、東京でのお約束通り!、沖縄県教育委員会の又吉主事含め3名の…

【3月16日(木)】東京都医師会で講演しました。

お茶の水の東京都医師会館で、都内の各地区医師会の学校保健担当理事(学校医)を対象に、「がん教育」をテーマにした講演会が開催されました。 前々日の14日の都議会で、東京都にがん教育推進の協議会を設置するという、東京都教委の方針が公表されたこともあり…

【3月14日(火)】東京都に『がん教育推進協議会』が設置されることになりました!

3月14日の都議会予算委員会で、東京都医師会、東京都教育委員会や有識者が参加する、『がん教育推進協議会』を設置することが決定しました! 今年1月24日の第193回国会で、安倍総理は『就労支援やがん教育など、さらに推進するための方策を盛り込み、がんに…

小林校長③

『豊島区学校保健会便り』には、がん教育を推進していた小林校長が、ステージ4のがん宣告を受けてからのことが、極めて冷静に記されています。私は校長室で、もっと詳しく、経時的なお話まで伺っていたのですが、彼の話を聞いているうちに、だんだん落ち着…

小林校長②

東京都豊島区では、全国に先がけ、平成23年4月に豊島区がん対策推進条例を施行しました。 この条例の第5条3号には、「教育委員会と協働し、健康教育の一環として、児童・生徒及び保護者に対し、がんの予防に関する普及啓発を図るための施策 」を行うと明記…

小林校長①

明豊中学校での授業後に、控え室の外部講師にご挨拶にいらした小林校長は、一人ひとりの講師やその関係者にお礼を述べて回っておられましたが、私に対しては、授業のお礼や感想だけでなく、「このあとちょっと校長室にお立ち寄りいただけませんか?」と、小…

2017年授業その4 【 3月4日(土) 豊島区立明豊中学校】と、小林校長との出会い。

1月14日の豊島区立千川中学校での授業を、先生方や保護者の方々に高く評価していただいた結果、近隣の豊島区立明豊中学校からも、日本対がん協会を通じて授業依頼がありました。 明豊中学校では、としま土曜授業の一環として、中学校2、3年生の生徒が、自…

2017年授業その3 【 2月17日(金) 中野区立大和小学校】

少子化や校舎の老朽化から、中野区立大和小学校は3月いっぱいで、その76年の長い歴史に幕を閉じました。 4月からは、近隣の若宮小学校と統合されて、中野区立美鳩小学校として生まれ変わります。その記念すべき最後の卒業生となる、6年生の2クラスに合同で、…

【2月16日(木)】町田市学校保健大会で講演しました。

日本対がん協会からのご紹介で、東京・町田市医師会館で、第46回町田市学校保健大会の講演をしました。国を挙げてがん教育を展開することは、本当に素晴らしいことですが、現時点では学校側はもちろん、医療者側も準備不足は明らかで、率直にいえば、現場は…

2017年授業その2【2月14日(火)、21日(火) 新宿区立落合第一小学校)】

新宿区落合第一小学校は、私のがん教育のルーツともいえる学校です。 よりよい授業にすべく、2013年から毎年、養護教諭の若林先生と試行錯誤を繰り返してきましたが、今年は学級担任の先生にも積極的に分担関与していただくようにお願いしました。これを勝手…

中野本郷小学校橋浦校長からのメール

去年10月に6年生2クラスの授業を行った、中野区立中野本郷小学校の橋浦校長から、先日とっても嬉しいメールを頂いたので、原文のまま公開いたします。 橋浦校長は、素晴らしいアイデアマンで、東京都教育委員会の人権尊重教育推進校として、積極的に道徳教育…

2017年授業その1 【1月14日(土) 豊島区立千川中学校)】

今年の最初の授業は、豊島区立千川中学校です。日本対がん協会からのご紹介です。 としま土曜公開授業という課題別学習で、「租税教育」「国際理解教育」「新聞教育」「金融教育」「がん教育」「主権者教育」、という現代社会の課題について、中学1年と2年生…

【4月1日(土)】毎日新聞「がん大国白書」に掲載されました。

4月1日の毎日新聞2面『がん大国白書』に、がん教育を取り上げていただきました。学習指導要領にがん教育が明記されたこともあり、一種のがん教育ブームのようになっていますが、これを単なる流行にしてはなりません。 全国の子どもたちに、がんの正しい知識…

【3月24日(金)】朝日新聞『ひと』に掲載されました。

朝日新聞朝刊『ひと』欄で、私のがん教育活動を取り上げていただきました。執筆した川村剛志記者は、新宿区内の小学校の授業も見に来てくれて、先生たちや子どもたちの声をしっかりと聞いてくれました。 がん教育が単なる知識ではなく、子どもたちが、自分の…

【2月25日(土)】がん教育の本を出版しました!

がん教育とがん啓発の本を、2月25日に出版しました!https://www.amazon.co.jp/dp/4860087186 私の言いたいことや伝えたいこと、その全てがこの本の中にあります。半年がかりで書き上げた、自分としては渾身の企画本です。 がん医療やがん教育に全く関係のな…

【1月16日(月)】教員免許を取得しました!

学校に出かけて、こどもたちにがんの授業を始めた3年前、学校の先生方や教育委員会、行政など、教育の専門家の方々とお話するようになると、自分が大学教員ではあるものの、教育について余りに無知であることを痛感しました。医学部教授ではありますが、これ…

みなさん、こんにちは!

このブログにお越しいただき、大変ありがとうございます! 私は東京女子医科大学病院で働く、がんの専門医です。医者になってから30年間、ずっとがん医療の最前線で仕事をしてきました。 もともとは消化器外科医でしたが、今は抗がん剤治療と緩和ケアが専門…