「がん」になるって、どんなこと?

「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

がんの話

検診でのがん発見率は0.5%以下です!

日本対がん協会の2014年の調査では、各種がん検診の成績が公表されています。 このデータを見て、あなたはどう感じましたか? え~、なぁ~んだ、胃がん検診って、237万人調べて、たった3000人の患者しか見つからないの?って、驚かれた方が多いかもしれませ…

がん検診を受けない理由

がん検診は、厚生労働省の指針に従い、健康増進法第19条に基づく健康増進事業として以下の5つのがんを中心に、市町村が実施しています。 ところが、わが国ではこの検診の受診率がなかなか上がりません。平成25年のデータでも、各がんで30%台です。 その理…

早期がんを見つけるために...

それでは、どうすれば、がんを早期のうちに見つけることができるのでしょうか? がん患者さんに対して、がんを発見した経緯をおたずねした調査があります。 自覚症状が出現したため、医療機関を受診して発見された患者さんが47.2%、住民検診あるいは職場検…

少し進行した、領域がんの5年生存率は...

がんを完治させる条件が早期発見・早期治療だなんて、偉そうに言うと、 「なんだ、そんなの当たり前じゃないか!」とか、 「結局、偶然に発見されるぐらい早期じゃないと、助からないのでしょう?」と、すぐに反論されそうですね。 実際にはどうなのでしょう…

がんは、早期発見・早期治療すれば、治る病気です!

がん患者さんの6割は治るって、一般の方々にはあまり知られていない、驚きのデータですが、残念ながら、どんな臓器の、どんなステージのがんでも6割が治癒する、という訳ではありません。手の施しようのないがんもたくさんあります。 それでは、どうすれば…

早期がん、とはいうけれど.....

1個のがん細胞は、1mmのさらに100分の1以下の大きさですが、分裂を重ね、指数関数的に増殖します。ところが、最新の内視鏡や超音波、CT、MRIなどの最新機器を用いても、われわれ専門家が発見しうる最小のがんは、一般的には直径1cm、重さにして1…

がん細胞とは、どんな細胞なのでしょう?

われわれの体には、約37兆個の細胞があるとされています。生命活動を行っている限り、組織は成長や新陳代謝を続けますが、言い換えれば、毎日、体内では何百億個という細胞が死に、そして新たに生まれているのです。 細胞分裂は、もとの細胞にある遺伝子情報…

6割のがん患者さんは治ります!

「いくら身近な病気だって言っても、がんになったら死んじゃうんだから、慌てるに決まってるじゃないか!」、と憤慨される方も多いと思います。 でも、ちょっと待って下さい。 前回のブログで、生涯のうちに、日本人の2人にひとりががんになるとお伝えしま…

日本人の2人に1人ががんになる、ということをご存じですか?

8月は夏休みで授業がないので、私がいつも授業で話している内容を、このブログでご紹介していこうと思います。 医療職でない方はもちろん、がん教育をしようと思っていらっしゃる医療者やがん経験者の方も、ぜひお読みください! **************************…