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がんになるって、どんなこと?

大学病院のがんセンター長が、子どもたちへの『がん教育』に目覚め、教員免許まで取得して伝えたいこととは?

少し進行した、領域がんの5年生存率は...

がんについて

がんを完治させる条件が早期発見・早期治療だなんて、偉そうに言うと、
 「なんだ、そんなの当たり前じゃないか!」とか、
 「結局、偶然に発見されるぐらい早期じゃないと、助からないのでしょう?」と、
すぐに反論されそうですね。

実際にはどうなのでしょう?

前述の国立がん研究センターがん対策情報センターのデータでは、限局がんの5年生存率は軒並み90%を超えていましたが、さらに進行した場合のデータも明らかにしています。

領域がん、つまり、がんが、隣接する臓器に浸潤していたり、すぐ近くのリンパ節に転移しているような、少し進行したがんの5年生存率は、次の通りです。

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この数字を見て、どう思われますか?

もちろん、限局がんよりは生存率は下がりますが、それでも、決して低くはありません。
全てのがんを総計したデータでも、限局がんの5年生存率は88.9%と極めて良好でしたが、領域がんでも、52.1%と、やはり半分以上の患者さんは5年間生存しています!

がんは、多少進行していたって、すぐに命を失うような病気ではないんです。

初めてこのブログにいらした方は、ぜひ最初からお読み下さい。