「がん」になるって、どんなこと?

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「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

中野本郷小学校橋浦校長からのメール

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去年10月に6年生2クラスの授業を行った、中野区立中野本郷小学校の橋浦校長から、先日とっても嬉しいメールを頂いたので、原文のまま公開いたします。

橋浦校長は、素晴らしいアイデアマンで、東京都教育委員会の人権尊重教育推進校として、積極的に道徳教育を導入したり、愛媛県愛南町の漁協や水産課と連携して、「ぎょしょく学習」という出張授業を企画されるなど、とてもユニークな校長先生です。

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林 和彦 先生

ご無沙汰しております。お元気でご活躍のことと存じます。

このたびは 「がん」になるって どんなこと? のご出版おめでとうございます。ご本をお送りいただき恐縮しております。ありがとうございました。

先生の想いや熱意がひしひしと伝わってくる文章で感動しております。教職員にも少し涙ぐんで紹介させていただきました。本日はPTA総会なので、保護者にも紹介させていただきます。学校図書館にも寄贈していただいた本とは別に数冊購入し、子ども達に読んでもらえるように手配しました。

本校の事例から卒業する6年生の感想で、他者を思いやり、今の自分ができることはなにか を考えることの大切さを知り、命や家族について尊重する心をもつ教育が伝統になるよう活用させていただきます。

先日、6年生からの感謝の会がありました。その際、将来の夢を一人ずつ発表するプログラムがありました。
7名の子が医師に、2名の子が看護師になりたいと発表していました。57名の学年でこれだけの子ども達が医療関係に夢をもっているのは、長い教員生活ではじめてでした。

どの子も自分の力で、みんなが幸せに暮らせるようにしたい みんなが笑顔で暮らせるようにしたい という意味の理由でした。

その中のある男の子は「産科医」になりたい。夢を語っていました。彼の卒業文集には、今年、自分の妹が生まれたときの喜びと、母親の苦労や不安を見て、そんな人たちが不安を抱かないようにしたいし、命のすばらしさを多くの人に知ってもらいたいからだと書いてありました。

時期が先生の授業の直後だったので、先生の授業から医師への夢とその理由をしっかりと確立したのだと思います。医療関係の以外の夢も、自分の自己実現と共に周りの人を幸せにするために将来の職業の夢を書いている子どもが多かったのです。

林先生からの授業がそのきっかけになったこと間違いないと私は思っています。
お忙しい中で、先生がトライされていることは確実に子ども達に伝わっています。本当にありがとうございました。

長文になってしまいましたが、ぜひ先生にお伝えしたかったので、お許しください。

また、お忙しいとは存じますが、よろしくお願い申し上げます。


                 中野本郷小学校 橋浦義之