「がん」になるって、どんなこと?

「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

小林校長①

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明豊中学校での授業後に、控え室の外部講師にご挨拶にいらした小林校長は、一人ひとりの講師やその関係者にお礼を述べて回っておられましたが、私に対しては、授業のお礼や感想だけでなく、「このあとちょっと校長室にお立ち寄りいただけませんか?」と、小さな声でおっしゃいました。

私は校長先生から、私の授業の詳しい講評や来年の授業のご相談をお聞かせいただけるのかな、と思い、その後校長室へ向かいました。

校長室で小林先生は、コーヒーメーカーで美味しい珈琲をいれてくださったあと、「せっかくなので、いろいろとお話させていただいてよろしいでしょうか?」とお尋ねになったので、「もちろんです!」と即答しました。

まず最初に、小林校長は、ご自身が校長として、がん教育や防災教育に注力してきたことを説明して下さいました。非常にエネルギッシュに様々な試みをされてきたことに感嘆したのですが、その後に、ご自身の病気のことをお話になったとき、私は2時間以上も彼に釘付けになりました!

校長先生に、無理矢理に話を聞かされ続けたのではありません。これまで30年以上も、がん医療に携わってきた私が、思わず引き込まれるような、素晴らしいお話ばかりだったのです。とても帰る気にはならなかったのですが、あっという間に2時間以上の時間が過ぎていました。