「がん」になるって、どんなこと?

「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

【3月14日(火)】東京都に『がん教育推進協議会』が設置されることになりました!

3月14日の都議会予算委員会で、東京都医師会、東京都教育委員会や有識者が参加する、『がん教育推進協議会』を設置することが決定しました!

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今年1月24日の第193回国会で、安倍総理は『就労支援やがん教育など、さらに推進するための方策を盛り込み、がんになっても安心して暮らせる社会の構築に全力で取り組みたい。』と答弁していましたが、今回、都議会では、公明党の橘正剛議員が中井敬三教育長に質問していました。

政府与党が、そろってがん教育に注力してくれるのは心強いです。都議会での質疑応答は以下の通りです。

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橘正剛議員:がん教育を一般的な教養として必要不可欠なものと位置付ければ、これは画期的な医療政策の転換ともいわれている。学校教育におけるがん教育の位置づけ、重要性の認識、準備状況などはどうなっているか。、

中井敬三・都教育長: 今年度、医師や学識経験者から成る委員会を立ち上げ、児童・生徒ががんについて学ぶことができるリーレットを作成した。今後、リーフレットを活用したモデル事業を実施する。

橘議員:これまで先行して実施している全国の自治体をみると、教育委員会、関係行政部門、医師、がん経験者など、がん教育を担う関係者の連携ができるかどうかが成功の鍵を握っている。そこで東京都は「がん教育推進協議会」を早急に立ち上げ、外部講師の活用について都レベルの連携体制を構築すべきと考える。連携の軸となる「がん教育推進協議会」がしっかりしていないと、連携も取れないし、現場任せになって格差が出てしまう。

中井教育長:学校におけるがん教育を展開するにあたり、医師やがん経験者などの外部講師を活用することにより、指導の充実を図ることは、がん教育を実施していく上で効果的である。このため、都教育委員会は外部講師の活用をさらに推進するため、関係部署と連携し、学識経験者や医師、がん経験者、区市町村教育委員会担当者から成る「がん教育推進協議会」を新たに設置して、外部講師の効果的な活用方法や連携体制の在り方について区市町村教育委員会や学校に周知していく。

橘議員:教師によるがんの教育も効果があるが、実際に聞く生徒側に立ってみると、専門分野の医師からがんの話しを聞くことは、命に刺さるようであり、医師の授業は重要で効果的である。23区に比べて多摩地域は比較的に医師が少ないという格差もでる。東京都医師会と十分連携を取って格差のない事業が行われるようにすべきである。

中井教育長:学校が医師を外部講師として依頼する場合、各地区の医師会の状況などを踏まえることが必要。都内のすべての公立学校において、求めのあった場合に外部講師としての医師を円滑に招へいできるよう都医師会との連携を一層強化していく。