「がん」になるって、どんなこと?

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「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました①

先日ご紹介した、小林校長の率いる豊島区立明豊中学校で、がん教育をしました!

明豊中では、以前より道徳教育を重視しており、毎年春の土曜日に、道徳デーとして、道徳授業公開講座を開催しています。全校生徒や教職員だけでなく、保護者や地域の方々などもお招きして、学校を挙げて道徳を考える、半日がかりの大行事です。

今年のテーマは『いのち』として、がん教育を通していのちの教育をしよう、というねらいがありました。3月から小林校長、櫻井主任教諭と、何度も何度も打ち合わせをして、ぎりぎりまで企画を練り続けましたが、今日はそんな苦労が吹き飛ぶような、素晴らしい会になりました!

 

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今回の行事の準備は春休み前から始めました。まず生徒たちが、いのちについて、どんな風に考えているのかを知るために、いのちをテーマとした作文を課題として書いてもらいました。私は4月中旬になって、初めて生徒たちの作文を拝見したのですが、すぐに言葉を失いました。あまりに素晴らしい作文ばかりで、胸が一杯になってしまったのです。

自己表現の手段として、書くことはとても重要ですが、生徒が高い文章表現力を身につけることは、決して一朝一夕にできることではありません。明豊中の先生方の、普段からの適切なご指導と、その思いにきちんと応え続けた生徒たちの努力の賜だと思いました。

今日の公開授業では、生徒たちには、まず1限目は自分の教室で、様々なハンディーを持ちながら前向きに生きる方々を題材に、人生をどのように生きていくべきかについて考えてもらいました。参観していた方々のお話によると、どの教室でも、非常に活発な議論があったそうです。

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その後、2、3時限目は、私の授業です。各自がいす持参で体育館に集合して、あらかじめ着席していた大人たちと一緒に私の講演に参加してくれました。全校生徒は約300名、保護者や地域の方々、見学の教育関係者なども100名近くいましたから、大きな体育館全体が人で一杯でした。これだけの大聴衆を前に、がん教育を行う機会は、そう多くはありません。冷や汗が流れました。