「がん」になるって、どんなこと?

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「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

【5月13日(土)】豊島区立明豊中学校の道徳授業地区公開講座で講演しました④ いまだ興奮冷めやらず・・・

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今回の授業は、小林校長と明豊中学校という、極めて特殊で恵まれた状況下での、特別な企画だったことは間違いありません。今、全国で始まりつつある普遍的ながん教育とは、ちょっと違います。でも、このイベントで私自身も、一生忘れることの出来ない、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。授業が終わったときには、口もきけないほど憔悴していましたが、体中が今までに感じたことのないような高揚感と充実感に、満ち溢れていました。

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選ばれた生徒の作文内容や朗読態度にも感動しっぱなしでしたが、小林校長は、卓越した教育者でありながら当事者でもあるという立場から、日本中でも彼にしか言えない奥深い話ばかりを連発するので、私は小林校長の話を聞きながら、言葉に詰まって何度も泣きそうになっていました。

そして、フロアにいる生徒たちの関心・態度や質問意欲やその内容も、私の予想の遙か上を行っていました。通常は、どんなに一生懸命に授業をしても、何人かの生徒は無視したり、つまらなそうにしているものです。ところが信じらないことに、この日は見渡す限りの300人の生徒たちが、一人残らず、じっとこちらを見つめ、私や小林校長の話に一心不乱に聞き入っているのが、壇上からよく見えていました。生徒たちの質問は、先生方が止めなければ、いつまでも切れることがありませんでした。

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医師としてはもちろん、教師としても、この上ない、至福の時間です。未熟な私は授業をしながら、すっかりその場の雰囲気に酔いしれてしまいました。できればずっと授業していたかったぐらいです。生徒たちが、授業を通じて何を得たのか、私には計りかねますが、全ての生徒が、人生を強く生き抜くための何かを手に入れてくれたのではないか、と大いに期待しています。

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明豊中の先生方、職員の方々、生徒の皆さん、お集まりいただいた保護者や地域の皆様、本当にありがとうございました。

これだけたくさんの方々と熱い思いを共有できたこと、小林校長を中心に大きな輪が出来たこと、そしてその輪の中の一人になれたことを、心から感謝申し上げます!