「がん」になるって、どんなこと?

「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

【9月26日(火)】中野区立中野本郷小学校で授業をしました!

中野本郷小学校で授業をしました。この学校で授業をするのは3年目になります。

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向かって左から、橋浦校長、私、見学に来てくれた渡辺仁先生(中野区副医師会長)です。この学校では橋浦校長の抜群のセンスで、常にユニークで素晴らしい教育が展開されていますが、今年のがん教育は、6年1組、6年2組それぞれに2校時ずつ、たっぷりと時間を取っていただきました。

今年度の私の目標は、学校の先生中心の授業構成を確立することです。がん教育が『講演』と言われているうちは、学校側も講師も特別授業という意識になってしまいます。それはそれでいいのですが、私はがんをもっと身近な存在にしたいのです。

その観点からは、がんの授業もできるだけ普段の授業の延長線上にあるほうが望ましいでしょうから、できれば各教室で担任中心に授業をすすめていただきたいと思っています。

ですから、今日の授業は、担任を第一教師(T1)、私が第二(T2)、養護教諭が第三(T3)となって、三位一体の授業を行いました。

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1組担任の田中先生、2組担任の花井先生、養護の明比先生ともに、授業力の高い先生方なので、各クラスで非常に効果的な授業を行うことができました。子どもたちの反応はもちろん、自分自身でもすごく手ごたえを感じました。授業後に見学の方から『一体どれくらい練習したらあんなに息があった授業ができるんですか?』と質問されましたが、実は田中先生、花井先生は2年前にがん授業を行った時の担任の先生だったんです。お二人はその時の記憶がバッチリだったので、事前の打ち合わせは数日前にたった一回、ほんの15分だけ、花井先生に至っては、今朝2年ぶりに再会したばかりだったのです!

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学校の先生方は、皆さん素晴らしいMC力を発揮してくれますから、私は先生方に、『授業は先生方がお好きなように組み立てて、私を教材として使ってください。すべてお任せします!』ってお願いしたら、3人ともすごいパフォーマンスを発揮してくれました。今後全国に展開されていくがん教育は、医師の講演形式ではなく、このような形が最も望ましいと、改めて確信しました。

花井先生には、今日の授業案を、きちんとまとめて公開しましょう、とお願いしました。橋浦校長にも快諾していただきましたので、近日公開します。これからがん教育を始めようとお考えの皆さん、お楽しみに!