「がん」になるって、どんなこと?

「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

【11月9日(木)】文京区の跡見女子大学で授業をしました!

私は厚生労働省のがん対策推進企業アクションという事業のメンバーですが、企業アクションの新企画として、企業や団体への出張講座が始まりました。今回はその活動の第一陣として、大学生への出張講座です。東京都文京区にある跡見女子大学に伺って、マネジメント学部の教授石塚正敏教授の公衆衛生学の授業の一環として、がん教育をさせていただきました。

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高台にあるキャンパスは、都心の一等地にもかかわらず広々としていて、新しくて清潔そのものです。こんな校舎で勉強できる学生たちは幸せですね。

 

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女子大ですから、授業では子宮頸がんの話に時間を取って、ワクチンにも言及しました。日本では副反応への懸念から、中高生の接種率がゼロに近くなっています。私はがん専門医として、ワクチン推進派ですが、なぜ勧めるのか、エビデンスを元にきちんと説明したところ、学生たちの理解もまずまずでした。

もう大学生なので、学生にワクチン接種を促すのではなく、ワクチンを打っていない方は、必ず検診してください、と繰り返し話しました。子宮頸がんは正常な上皮が突然に癌化することはほとんどありません。上皮の細胞の顔つきが変わってきて(異形性)最終的にがんとなることが多いので、検診で異形上皮がみつかったら、定期的にフォローアップして初期に治療することで、妊娠・出産だって問題なくできるんです、って伝えたら、うんうんと大きく頷いてくれた学生がいて、ああ授業してよかったなぁと思いました。

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