「がん」になるって、どんなこと?

「がん」になるって、どんなこと?

大学病院のがん専門医による、がん教育活動の記録です。

【12月3日(日)】ヤフーニュースに、私のがん教育活動の記事が掲載されました!

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12月3日のヤフーニュースに、私のがん教育活動の記事が掲載されました。時事通信系メディアです。

headlines.yahoo.co.jp


この記事は、家族にがん患者がいる(かもしれない)生徒への配慮について、10月30日に私が授業した中野区立中学校での事例(http://doctor-teacher.hatenablog.com/entry/2017/11/15/114539)をもとに構成してくれました。


がん教育の一番の目的は、子どもたちにがんの正しい知識を伝えることです。がんにならないための喫煙防止教育や正しい生活習慣の指導を通して、児童生徒は『自分の体は自分で守らなくてはなくてはいけない』ことに気づき、健康の保持増進に主体的な意識を持つようになります。


さらに、もう一つの大切な目的は、がん患者さんの気持ちに思いをはせることで、自分だけでなく家族や身近な人々の健康といのちの大切さに気づかせ、共に生きる社会作りを目指すような態度を育成することです。


がんは特別な病気ではありません。この生徒の母親だけでなく、誰にでも起こりうる身近な病気です。私も中学生の時に父親をがんで亡くし、最愛の妻も44歳で乳がんになり、家族ががんになったときのつらさを身をもって体験してきました。


がん教育を受けて正しい知識を身につけた子どもたちは、たとえ将来に自分や自分の大切な家族ががんになっても、必要以上に慌てることなく適切に対処できる実践力が身につきます。自分自身のことだけでなく、家族の一員として家族を思いやり、その心身の健康をも気遣うような子どもたちが大人になったとき、日本の社会は変わると思います。